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FF12レヴァナント・ウイング>幻獣と召喚

幻獣と召喚


レムレースには、各地に「幻獣」と呼ばれるモンスターが生息している。
彼らは現世の生命ではなく、彼岸の地「幻獣界」と呼ばれる異世界からやって来たものだと言われている。
彼らは、様々な姿かたちをしているが、共通するのはその肉体が“まぼろし”であり、死は存在せず、
致命傷を負っても消滅して、幻獣界に帰るだけの“不滅なる存在”であるということ。
ゆえに「幻獣」たちは、エグル族の間では「神の使い」であると言い伝えられている。

神の使いといえど、その行動は凶悪で粗暴。
古代のエグル族はこの幻獣たちから身を守るため、
「聖石」の力を借り各地の「召喚ゲート」から自分たちの幻獣を呼び出し、自在にあやつる術を編み出した。
この術が「召喚」と呼ばれるレムレースの魔法の力となった。

「召喚」の術には、その強大なる力ゆえに、レムレースの神フォルサノスが定めたと言われるいくつかの掟がある。
ひとつ、幻獣に聖石を“絆”として与え主従の契約を交わすこと。
ふたつ、呼び出された幻獣は召喚者に従うこと。
みっつ、技量を超えた敵の幻獣をあやつることは死を招くこと。

この召喚のルールにより、大いなる力が過剰に用いられることなく、レムレースは平和の均衡を保っていた。
しかし、近年、召喚の秘術を使いこなせるエグル族は減少傾向にあり、彼らの多くは野生の幻獣に脅威にさらされている。

その空にイヴァリースの空賊たちが石の力を求めて絡み込んできた時、神の意は背かれ、物語は動き出す。


ファンタジーアース ゼロ
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